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最近よくテレビCMなどで目にする機会が増えた『リースバック』という サービスですが、「聞いたことはあるけど、どんな内容なのか詳しく知らな い」という方も多いはず。

今回は『リースバック』の仕組みやメリット、 デメリットなどについて実際にサービスを利用されたという方の体験談を 交えて解説します。

埼玉県所沢市に在住の近藤明正さん(仮名・68歳)。

すでにお子様は 家を出ているため、現在は奥様と2人で、今から25年前に住宅ローンを利用して購入したという一戸建てで暮らしておられます。

しかし、実はこの家、今は近藤さんの持ち物ではありません。

所有者は都内の不動産会 社で、近藤さんは家を売却した後、そのままその不動産会社からもとの 家を借りて暮らしておられるのです。

なぜこんなややこしいことをしている のでしょうか?

近藤さんはもともと一人息子に家を譲ろうと考えていました。

しかし、 息子さんは鎌倉で飲食店を経営しているため、家を継いでも所沢に戻っ てくることはできません。

結局、売却、賃貸などさまざまな方法を検討するも、結論が出ないま ま2カ月ほど経ったある日、近藤さんは本屋でたまたま手にしたある雑誌 の記事を読んで大きな衝撃を受けました。

そこには『リースバック』という新しい不動産サービスのことが書かれていました。

「一読して、これこそ我が家の悩みを解決してくれるサービスだと思いました」

『リースバック』とは、自宅をいったん不動産会社に売却し、その後、 買い主である不動産会社に家賃を払ってもとの家を借りる仕組みです。

例えば、

・子ども教育費の捻出
・住宅ローンをはじめとする各種借入金の返済
・老後の生活費の捻出
・事業資金の捻出

というような理由でまとまった資金が必要な場合に利用します。

普通に売却してしまうと、もうその家に住むことはできなくなりますが、 この仕組みを利用すれば家を売った後も引っ越しする必要がありませんし、お子さんが学校を転校する必要もありません。

所有者は不動産会社になるため固定資産税の納税義務はなくなります。

また、登記簿上、家の所有者は買主に移ることになりますが、表向きには何も変わりません。

ですから、ご近所に家を売ったことが知られることもありません。

売ってしばらくしてから「やっぱり家を買い戻したい」となった場合、再び買い戻すこともできます。

「息子が使うことはないのだから、売却して老後の資金に充てた方が良い のではないかと思いました。妻や息子に相談したところ、2人とも賛成で した」

早速、記事に出ていた不動産会社に連絡したところ、1週間後に最初 の面談を行うことになりました。

面談時には『リースバック』を利用する際の条件について確認された そうです。

基本的に買い取り金額以上に住宅ローンの残債が残っているような場合は、抵当権の解除ができないため、この仕組みを利用するこ とはできません。

近藤さんの場合は、家を購入してから25年が経っていたこともあり残債はほとんどありませんでした。

3日後には現地調査が行われ、買取金額や売却後の賃料などが提示されました。

【不動産会社の買取金額】 1800万円
【賃料】8万円/月

賃料は売却額の6~10%くらいが相場だと言われています。

提示され た金額はともに近藤さんが考えていたものに近かったため、後日、正式に契約が成立したそうです。

たまに『リバースモーゲージ』と混同する方がいますが、根本的な考 え方が異なります。

『リバースモーゲージ』は、死亡時に家を売却することを前提に家を担保にしてお金を借りるサービスで、生存中に所有者が 変更されることはありません。

したがって、固定資産税の支払い義務も発 生します。

将来、ご自宅をどうしようか悩んでいる方は一度『リースバック』を検 討してみてはいかがでしょうか?

ご興味のある方は全国優良リフォーム会員の「ミヤハウ」にご相談ください。


▲全国優良リフォーム会員が提供するリースバックサービスの概要

◆『住生活新聞』2021年3月号(057号)より

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