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近年、家が原因で体調不良になる方が増えています。

皆さんのまわりにも断熱工事床の張り替え外壁塗装などがきっかけで体の不調を訴えるようになったという方がおられるのではないでしょうか?

今回は雨漏り修理の失敗が原因で起きた体調不良の事例をご紹介します。

 


 

「今から5年ほど前に豪雨で寝室に雨漏りが発生した。すぐに修理したのだけれど、しばらくして妻が体調不調を訴えるようになったんです」

こう話すのは愛知県豊橋市で暮らす山崎健一さん(仮名・56歳)です。

山崎さん宅は当時で築35年の木造一戸建。

築20年の時点で水回り設備を一新した以外は修理が必要な傷みはほとんどなく、取り立てて大きなリフォームはしていませんでした。

そんな山崎さん宅に転機が訪れたのが2016年に降った大雨でした。

6月某日、ものすごい量の雨が夕方から翌日の明け方まで降り続けました。

その日はちょうど週末だったこともあり、山崎さん夫妻はいつもより早く就寝。

翌日は朝4時ごろに起床しました。

「雨はすっかり止んでいました。ちょっと時間は早いけれどリビングに行っ てコーヒーでも淹れようと思って扉の方に歩き出したとき、足元が水浸しになっていることに気付いたんです」

すぐに電気をつけて床を確認すると、そこには小さな水たまりができていました。

驚いた山崎さんは部屋を見渡して天井に大きなシミができていることに気付きました。

「雨漏りだとすぐに分かりました」

山崎さんはその日のうちに市内のリフォーム業者に連絡して雨漏りの修理を依頼。

点検の結果、原因は瓦屋根の一部に亀裂が入っていたこ とだということが分かりました。

業者はすぐに対応し4日後には天井の壁紙の貼り換えも含め修理作業は完了しました。

それから2カ月ほどしたある日、異変が起きました。

体が丈夫で普段、風邪すらあまりひくことがない奥さんが

「最近、目まいと頭痛がする」

と言い出したのです。

何かの病気にかかったのではないかと思った山崎さんはすぐに近くの病院で診察を受けさせました。

ところが、いくら検査しても原因は分かりませんでした。

結局、

「もう少し様子をみよう」

ということになり、山崎さん夫婦は家に戻りました。

するとそこから4日後、今度は山崎さん自身が奥さんと同じように激しい目まいと頭痛に襲われました。

夫婦揃って同じような症状に襲われたこ とに何となく違和感を感じた山崎さんは、今度は別の病院で診察を受けました。

山崎さんの話を聞いた担当医は

「最近、何かご自宅で改装工事のようなことを行いましたか?」

と尋ねました。

山崎さんはすぐに雨漏りの件を思い出し、屋根を修理したことを担当医に話しました。

「雨漏り修理が原因の可能性があります。一度、屋根裏を点検してみてはいかがでしょうか? もしかしたら湿気がたまってカビが繁殖しているかも知れません」

担当医の意見を聞いて山崎さんは自宅に戻るとすぐ雨漏りの修理を頼んだ業者に連絡し事情を説明しました。

話を聞いた業者はすぐに山崎さん宅にやってきて屋根裏を点検。

すると、医者が予想した通り、屋根裏に大量のカビが発生していたことが判明しました。

「どうやら修理した箇所以外にも破損していた瓦があったようです。それが雨漏りを引き起こすほどではないにしろ、雨が降るたびにそこから雨水がしみ込んでいました。ちょうど夏の時期と重なったことで屋根裏が高温高湿になり、大量のカビが繁殖してしまいました」

山崎さん夫婦は毎日大量発生したカビの真下で睡眠をとっていたというわけです。

体調に異変が出ても不思議ではありません。

リフォーム業者は素直に自分達のミスを認め、屋根の再修理と屋根裏 のカビの除去及び防カビ対策を無料で行ってくれたそうです。

再修理後、夫婦の体調は次第に改善。

ひと月ほど経った頃には目まいや頭痛はすっかりなくなったそうです。

 

◆『住生活新聞』2021年7月号(061号)より

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